お家のこと⑲ ~その引っ越し業者は適正か その1~

お家のこと

家が完成すれば、いよいよ引っ越しということになる。

一人暮らしとはいえ、ファミリーサイズの冷蔵庫や整理タンス、ドラム式洗濯機などがあれば、引っ越し業者に頼むしかない。

ついては、私はいくつかの引っ越し業者で合い見積もりを取ろうとしていた。

候補は、アーク引越センター、サカイ引越センターのほか、仕事で付き合いのあった日通と佐川急便あたりである。

適正価格が分からなかったため、インターネットで一人暮らしの引っ越し相場を検索し、季節や荷物の多さ、引っ越しの距離などから、10万円くらいだと分かった。予算はこのくらいで。

3~4月の引っ越しシーズンで40万円くらい取られたという話を聞いたことがあるので、まあそんなものかと思った。

十数年も前になるが、前回頼んだ業者はアーク引越センターだったため、まずはここから依頼の電話をかけた。見積もりに来てもらうのは、翌日の夜に約束をした。

次はサカイ引越センターにかけて、家に来てもらう日を相談したところ、電話口の受付女性から

「他の業者さんには頼んでいますか?いつ来られますか?」

と聞かれ、明日の夜に一つ約束があることを告げた。

すると、

「今夜か、明日の午前に伺ってもよいですか」

と尋ねられる。とはえ、私も仕事があるので、そんなに急には対応できない。

しかし、いくら明後日以降でお願いできないかと頼んでも、強引にでも早いタイミングで家に来たがったので、仕方なく、電話をかけたその日の夜に来てもらうことになった。

夜、家に見積もりに来たサカイ引越センターの営業は、若い男性だった。

ざっと部屋の中を見て、「予算はいくらくらいか」と聞いてきた。

このとき、私は馬鹿正直に10万円より安いと良い、と言ってしまった。

すると、営業マンは意味ありげに電卓を叩き、9万台の数字を見せてきた。「どうですかね」と得意げに話す営業マン。

だが、複数の引っ越し業者で合い見積もりを取る予定なのに、1社目で決めては意味がない。

検討します、ありがとうございます、と告げたところ、彼は引き下がらなかった。

今度は意味ありげにどこかに電話をかけ、また電卓を叩き、次は8万円台の金額を提示してきた。

そして、彼は言う。

「今ここで決めてくれたら、この金額でできるとのことです」

「こうやって、たくさんの引っ越し業者を家に呼んで見積もりを出してもらうのも大変でしょう、金額も大して変わらないのだから、ここで決めてしまった方が楽ですよ」

文字に起こすと更に怪しさ満点である。

それでも、今ここでは決めない、と伝える私。明日の夜(サカイ引越センターが見積もりをした後)の返事では駄目なのか、と言っても駄目だと言う。この8万円台の数字は、今じゃないと有効ではないと言うのだ。

段々逆に怪しく思えてきたため、明日の午前まで返事を保留することをなんとか了承させ、その日は帰ってもらった。

そして、次の日の午前中に電話をかけ、電話口の受付女性に断りの返事をするのと同時に、強引な日程調整と強引な営業に苦言を呈して、電話を切った。

コメント

タイトルとURLをコピーしました